米30年物固定住宅ローン金利6.27%、今年最低水準に 25年10月
昨年の住宅販売は30年ぶりの低水準に落ち込み、今年に入ってからも低迷が続いている。
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米国の30年物固定住宅ローン金利が今週も小幅に低下し、今年最低水準に近づいた。
フレディマックは16日、30年ローン金利が先週の6.30%から6.27%に低下したと発表。1年前は6.44%だった。
低金利への借り換えを希望する住宅所有者に人気の15年ローンも先週の5.53%から5.52%に低下。1年前は5.63%であった。
今回の低下により、30年ローン金利は4週間前の水準である6.26%に近づいた。
住宅ローン金利は連邦準備制度理事会(FRB)の政策金利に対する債券市場の反応など、いくつかの要因の影響を受ける。
7月下旬以降、FRBが政策金利を引き下げるという見方が強まり、金利は概ね低下傾向にある。
FRBは先月、1年ぶりに政策金利を引き下げた。
昨年の住宅販売は30年ぶりの低水準に落ち込み、今年に入ってからも低迷が続いている。
長期金利の代表的な指標となっている10年物国債利回りは16日正午時点で4.02%。先週の4.14%から低下した。
30年ローン金利は10年物国債利回りの動きに緩やかに追随している。