米30年物固定住宅ローン金利6.30%、小幅に低下 25年10月
昨年の住宅販売は30年ぶりの低水準に落ち込み、今年に入ってからも低迷が続いている。
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米国の30年物固定住宅ローン金利が今週小幅に低下し、約1年ぶりの低水準に戻った。
フレディマックは9日、30年ローン金利が先週の6.34%から6.30%に低下したと発表。1年前は6.32%であった。
低金利への借り換えを希望する住宅所有者に人気の15年ローンも先週の5.55%から5.53%に低下。1年前は5.41%であった。
住宅ローン金利は連邦準備制度理事会(FRB)の政策金利に対する債券市場の反応など、いくつかの要因の影響を受ける。
7月下旬以降、FRBが政策金利を引き下げるという見方が強まり、金利は概ね低下傾向にある。
FRBは先月、1年ぶりに政策金利を引き下げた。
しかし、FRBのパウエル(Jerome Powell)議長はトランプ政権による利下げ圧力が強まる中、さらなる利下げに慎重な姿勢を示している。
昨年の住宅販売は30年ぶりの低水準に落ち込み、今年に入ってからも低迷が続いている。
長期金利の代表的な指標となっている10年物国債利回りは9日正午時点で4.13%。先週の4.09%から上昇した。
30年ローン金利は10年物国債利回りの動きに緩やかに追随している。