◎この火事の後、近くのユダヤ系オフィスビルでも入り口のガラスが割れる被害が確認された。
カナダ・モントリオール市内のシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)に火炎瓶とみられる爆発物が投げ込まれた。警察が18日、明らかにした。
それによると、午前3時前に火災警報器が作動したという。
消防が現場に急行すると、シナゴーグの正面玄関のガラスが割れ、床に燃えたような跡が残っていた。
警察によると、この火事の後、近くのユダヤ系オフィスビルでも入り口のガラスが割れる被害が確認されたという。
負傷者はおらず、逮捕者も出ていない。2つの事件に関連があるかは分からず、警察が防犯カメラを調べるなどして捜査している。
モントリオール警察は声明で、「この攻撃がヘイトクライムかは分からず、慎重に捜査している」と述べた。
公営カナダ放送協会(CBC)は関係者の話しとして、「シナゴーグ入り口で出火した直後、現場から足早に立ち去る人物が目撃された」と報じている。
警察によると、この火事から数時間後、現場近くを巡回していた警察官がユダヤ系オフィスビル入り口の窓ガラスが割れているのを発見した。