◎現場はマリコパ郡バックアイの住宅地。女児を含む家族は午後2時頃、公園から自宅に戻った。
パトライト(Getty Images)

アリゾナ州マリコパ郡で4歳の女児が車内に長時間放置され死亡した。警察が9日、明らかにした。

それによると、現場はマリコパ郡バックアイの住宅地。女児を含む家族は午後2時頃、公園から自宅に戻った。

家族は約2時間後、娘がいないことに気づき、車の中でぐったりしている娘を発見、通報した。警察は午後5時頃に連絡を受けたと報告している。

警察官が最初に現場に到着し、胸部圧迫を開始、AEDも使用した。その後、救急隊員が到着し、女児は病院に搬送されたが、死亡が確認された。

車は家の前の道路に駐車していた。

国立気象局(NWS)によると、バックアイの午後の気温は38度に達したという。

警察が家族から話を聞いている。

全米の非営利団体「KidsAndCars.org」によると、今年、全米で車内に置き去りされ亡くなった子供は30人近く確認されている。

昨年は29人の子供が車内に放置され死亡。KidsAndCars.orgによると、2018年の死者は過去最高の54人であった。

1990年以降、1100人以上の子供が車内に取り残され死亡。約9割が3歳以下となっている。

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