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▽アルゼンチンはトランプ政権の自動車関税と相互関税が迫る中、貿易協定締結に向けた土台作りを進めている。
トランプ米大統領(左)とアルゼンチンのミレイ大統領(Getty Images)

アルゼンチンのウェルテイン(Gerardo Werthein)外相が1日、訪問先の米ワシントンDCでルビオ(Marco Rubio)国務長官と会談した。

アルゼンチンはトランプ政権の自動車関税と相互関税が迫る中、貿易協定締結に向けた土台作りを進めている。

トランプ(Donald Trump)大統領は先週、米国に輸入されるすべての自動車に25%の追加関税を課す布告に署名。4月2日に発効し、翌日から関税の徴収を開始するとしている。

自動車部品への関税は5月3日までに、トランプ氏が「解放の日」と呼ぶ相互関税の詳細は4月2日に明らかになる予定だ。

世界中の政府が関税回避を目指し、米当局と協議している。

穀物、リチウム、エネルギー生産国であるアルゼンチンと米国の24年の貿易額は130億~160億ドルであった。

トランプ氏を師と仰ぐ自由主義者のミレイ(Javier Milei)大統領はイデオロギー的な結びつきで関税を回避しようとしている。

大統領府はウェルテイン氏の訪米に先立ち、声明で、「彼はルビオ国務長官と会談し、両国の戦略的同盟関係強化について話し合うだろう」と述べていた。

トランプ氏とは異なり、自由主義的な考えのもとで自由市場経済戦略を推進し、ほとんどの貿易障壁を取り払おうとしているミレイ氏は23年の就任以来、米国との貿易交渉を推進してきた。今年はその努力を強化することになりそうだ。

アルゼンチンの主な貿易相手国はブラジル、中国、米国である。

昨年アルゼンチンが米国に輸出した主要製品は原油、金属、化学製品など。米国から輸入した主要製品は加工工業用品、加工燃料、自動車部品であった。

トランプ氏はミレイ氏を「お気に入りの大統領」と呼んでいる。

ミレイ氏は先月、米メリーランド州の保守政治行動会議(CPAC)で盟友マスク(Elon Musk)氏とタッグを組み、お気に入りのチェーンソーを振り回して絶叫した。

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