▽その額は24年第4四半期(10~12月)で930億ドル増加し、半分がクレジットカードによる新規負債であった。
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米ニューヨーク連邦準備銀行が13日に公表したデータによると、クレジットカード、住宅ローン、自動車ローン、学生ローンなどを含む米国民の債務が18兆4000億ドル(約2756兆円)に達し、過去最高を更新したという。
その額は24年第4四半期(10~12月)で930億ドル増加し、半分がクレジットカードによる新規負債であった。
米国民のクレジットカード債務残高は過去最高の1兆2100億ドルに達した。
ニューヨーク連邦準備銀行は報告書の中で、「クレジットカードの借金は通常、消費者がホリデー・ショッピングをする年末に増加する」と指摘した。
また同行は「買い物客が負債の返済を始めるため、25年第1四半期で債務は減少すると予想している」と述べた。
高金利も債務増加の一因となっている。なお、負債が増える一方で所得が上昇している点も忘れてはならない。
クレジットカードの支払い延滞は24年第4四半期に増加した。
自動車ローンの延滞率も上昇。米国民は約1兆7000億ドルの自動車ローンを抱えている。