◎スタンプルさんの遺体は5日、標高約5200メートルのベースキャンプ近くで発見された。
ペルー、アンデス山脈の最高峰ワスカラン山のベースキャンプ近く、米国人登山家の遺体を搬送する救助隊員(AP通信)

ペルー警察は9日、アンデス山脈の最高峰ワスカラン山(6768メートル)で22年前に行方不明になった米国人登山家の遺体を発見・収容したと明らかにした。

スタンプル(William Stampfl)さんは2002年6月、友人2人とパーティーを組んでワスカラン山の山頂を目指していた際、雪崩に巻き込まれた。捜索活動が行われたが、発見には至らなかった。

警察によると、スタンプルさんの遺体は5日、標高約5200メートルのベースキャンプ近くで発見された。氷河が溶けたことにより見つかったという。

警察はスタンプルさんの運転免許証も見つかったと報告している。

毎年何百人もの登山者が地元のガイドらとともにワスカラン山への登頂を試みている。地元メディアによると、登頂にはプロの登山家でも1週間ほどかかるという。

スタンプルさんは難易度の高い山に登るために世界中を旅行し、キリマンジャロ、レーニア、シャスタ、デナリ(旧マッキンリー山)などに登頂していた。

スタンプルさんと一緒に行動していた友人2人のうち1人の遺体は雪崩直後に発見されたが、もう1人はいまだに行方不明である。

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