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▽救助隊が旅客機の乗客乗員64人とブラックホークの乗員3人を捜索しているが、生存者は見つかっていない。
2025年1月30日/米ワシントンDC、アメリカン航空の旅客機と米軍ヘリが墜落したポトマック川(ABCニュース)

米国のダフィー(Sean Duffy)運輸長官は30日、ワシントンDC近くのポトマック川上空で旅客機と米軍ヘリが衝突した事故について、「絶対に防ぐことができた」という認識を示した。

連邦保安局(FAA)によると、アメリカン航空の子会社「PSA航空」のボンバルディア製リージョナルジェットは29日午後9時頃、DCのレーガン空港に着陸しようとしたところ、米軍のH-60ヘリコプター(ブラックホーク)と空中で衝突。同機はカンザス州ウィチタからレーガン空港に向かっていた。

救助隊が旅客機の乗客乗員64人とブラックホークの乗員3人を捜索しているが、生存者は見つかっていない。

トランプ(Donald Trump)大統領は30日の会見で「生存者はいない」と述べ、犠牲者と遺族に哀悼の意を表した。

ダフィー氏は記者会見で、「事故当時、レーガン空港上空は晴れており、旅客機の着陸態勢およびブラックホークの飛行経路に問題はなかった」と語った。

「つまり、そのタイミングでブラックホークがそこを通過しなければ事故は防げたということです」

ダフィー氏によると、ブラックホークは訓練飛行中で、その飛行ルートは標準的なものだったという。「ヘリと旅客機が違うタイミングでそこを通過していれば、何の事故も起きなかった...」

ダフィー氏は記者から「衝突は回避可能だったか」と問われ、「当たり前だ」と答えた。

トランプ氏も管制塔がブラックホークに適切な指示を出さなかったと示唆。「止まれ、下がれ、上がれ、戻れ、どれかひとつ指示すれば、こんな事故起きなかった。なんてことだ!」と非難している。

FAAはレーガン空港の全機に地上待機を命じている。運用再開の見通しは立っていない。

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