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米海軍の空母打撃群がカリブ海に到着、対麻薬カルテル作戦

フォードは寄港地のクロアチアから地中海を経て大西洋を横断し、カリブ海に入った。
米海軍の原子力空母ジェラルド・R・フォード(Getty Images)

米国防総長は11日、原子力空母ジェラルド・R・フォードを中核とする打撃群がカリブ海北方の部隊に合流したと明らかにした。

ヘグセス(Pete Hegseth)国防長官は先月、フォード打撃群のカリブ海展開を命じた。

フォードは寄港地のクロアチアから地中海を経て大西洋を横断し、カリブ海に入った。

国防総省は空母打撃群が作戦区域に進入した時点で対象地域に入ったと報告する。

この打撃群には3隻の駆逐艦が含まれており、同地域で展開中の部隊を補強する。

米海軍は9月、外国テロ組織に指定されているベネズエラの麻薬組織トレンデアラグアが運航する麻薬輸送船を空爆し、構成員11人を殺害。その後、さらに18隻の麻薬密輸船を爆撃した。

一連の攻撃で破壊された密輸船は19隻、死者は76人となっている。

海軍はこの海域に8隻の軍艦、6000人以上の要員を展開。フォード打撃群の到着により、要員は1万人を超えたことになる。

現地メディアによると、フォードは60機以上の航空機・戦闘機を搭載している。

トランプ(Donald Trump)大統領は麻薬カルテルと戦争状態にあると宣言し、それをテロ組織に指定することで、一連の攻撃を正当化してきた。

これはジョージ・W・ブッシュ政権がテロとの戦争に使用したのと同じ法的権限に基づいている。

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