◎エア・カナダが昨年運航した27万6451便のうち、定時に到着した便は63%となり、北米航空10社の中で最下位となった。
エア・カナダの旅客機(Getty Images)

カナダ航空大手エア・カナダの2023年の定時到着率が北米各社の中でワースト1位となった。調査会社シリウムが2日、明らかにした。

それによると、エア・カナダが昨年運航した27万6451便のうち、定時に到着した便は63%となり、北米航空10社の中で最下位となった。

予定到着時刻から15分以上遅れた便が対象である。

米デルタ航空の定時到着率は85%。運航数は160万便超。北米1位を獲得した。

2位はアラスカ航空の82%。運航数は40万便。

カナダの航空会社ウェストジェットは18万2296便で69%。北米7位となった。

エア・カナダは過去にも管制官不足、悪天候、需要が高い中でフル稼働しているなど、定時運航が難しくなっていると指摘されていた。

エア・カナダのCEOも昨年6月と7月に相次いだ遅延を含め、同社の順位が低いことを認めている。

アジア1位は日本のANA(全日本空輸)、運航数は82.75%(30万2279便)。2位はJAL(日本航空)で82.58%(30万8302便)。

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