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米俳優シャイア・ラブーフ再逮捕、暴行罪、バーで大暴れ

今回の再逮捕は2月17日に発生した事件に端を発している。
2026年2月26日/米ルイジアナ州ニューオーリンズ、俳優のシャイア・ラブーフさん(AP通信)

米国の俳優シャイア・ラブーフ(Shia LaBeouf、39歳)さんが2月28日、米ルイジアナ州ニューオーリンズで再逮捕された。地元裁判所の記録によると、今月中旬に同市のバー外で起きた乱闘に関連し、既に科されていた複数の容疑に加えて、新たに暴行罪での逮捕状が出され、拘束されたという。

今回の再逮捕は2月17日に発生した事件に端を発している。ラブーフさんは当時、ニューオーリンズ中心部のバー付近で複数の人にパンチを繰り出し、同時に同性愛者に対する侮蔑的な発言を繰り返したとされる。被害者の1人はラブーフさんに何度も殴られたと証言し、別の1人は鼻を脱臼する重傷を負ったと伝えられている。

ニューオーリンズで活動する芸人のジェフリー・クライン(Jeffrey Klein)さんは地元メディアのインタビューで暴行を受けたと明かし、ラブーフさんが挑発的な態度で周囲と衝突し続けたと証言した。複数の関係者がラブーフさんを取り押さえようとしたものの、さらに攻撃的になり、最終的に警察が午前0時45分ごろ現場に到着・逮捕に至ったという。

裁判ではラブーフさんの弁護士が、「酔うこと自体は違法ではない」と弁護したが、裁判官は地域社会、特に歴史的に差別や暴力の対象となってきたLGBTQ+(性的少数者)コミュニティに対する安全性への懸念を理由に保釈金10万ドルを設定し、薬物・アルコール依存のリハビリテーションへの参加と週次の検査を命じた。さらに、被害者や事件現場となったバーへの接近禁止も出した。

ラブーフさんは罪を認めておらず、法廷での弁明は行われていない。裁判所はラブーフさんに薬物・アルコールのリハビリ受診を義務付けたが、ラブーフさんはこの件についてコメントを避けている。弁護側によると、裁判所が求めた検査ではラブーフさんの体内から違法薬物は検出されなかったという。

この事件は人気映画シリーズ「トランスフォーマー」などで知られる同俳優の近年の一連のトラブルに新たな火種を加えている。ラブーフさんは過去にも公衆の場での不祥事で逮捕歴があり、長年にわたる私生活の問題と関連して報道されてきた。今回の事件については、同性愛者を含むコミュニティから非難の声が上がり、人種差別的発言の有無が今後の裁判でも焦点になる可能性がある。

なお、裁判は継続する見込みで、次回の審理日程や追加の証拠提出などが注目される。被害者や目撃者の証言、公開されている映像資料も裁判で取り上げられる可能性があり、事件の全容解明が進められる見通しだ。

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