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▽このテロはタリバンによる政変直後に発生。首都カブールの国際空港近くでイスラム国(ISIS)系組織IS-K(イスラム国ホラサン)の戦闘員が自爆し、13人の米軍兵士と160人の民間人が死亡した。
2021年8月26日/アフガニスタン、首都カブールの国際空港近く、自爆テロ発生直後の様子(AP通信)

アフガニスタンで2021年8月に発生した自爆テロに関与した容疑者が米国に送還、起訴された。米政府が4日、明らかにした。

このテロはタリバンによる政変直後に発生。首都カブールの国際空港近くでイスラム国(ISIS)系組織IS-K(イスラム国ホラサン)の戦闘員が自爆し、13人の米軍兵士と160人の民間人が死亡した。

ヴァージニア州の連邦裁判所に提出された訴状によると、IS-Kの工作員とされる男は1日に非公開の場所でFBI捜査官から事情聴取を受け、攻撃への関与を認めたとされる。

男は聴取の中で、「IS-Kへの奉仕の一環として自爆テロを準備し、現場に戦闘員を送りこむために監視を行った」と供述したとされる。

爆弾犯はその後、「体に装着したIED(即席爆発装置)を起爆した」という。

男は捜査官に対し、2019年から襲撃の約2週間前までアフガンの刑務所にいたと述べたとされる。男はアフガン共和国が崩壊する数日前に、タリバンによって解放されたと考えられている。

また男は2016年6月に在アフガン・米国大使館を標的にした自爆テロで10人の大使館警備員を殺害し、カナダ大使館を警備していた他の兵士を負傷させる役割を果たしたと自供したとされる。

ABCニュースは政府高官の話しとして、「パキスタン当局が先月男を逮捕し、最近米国に引き渡した」と報じた。

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