家庭菜園で試してみたい風変わりなトマト、多様な品種
一般的な赤いトマトに加え、色や味、形がユニークな「変わり種トマト」を育てることが、夏の収穫をより豊かにする可能性があるとして、多様な品種の特徴を紹介している。
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種まきの季節が近づく中、家庭菜園で栽培するトマトの品種選びに変化を加えることを提案する人が増えているた。一般的な赤いトマトに加え、色や味、形がユニークな「変わり種トマト」を育てることが、夏の収穫をより豊かにする可能性があるとして、多様な品種の特徴を紹介している。
まず「チェロキー・パープル(Cherokee Purple)」がおすすめされている。この品種は灰がかった茶色の皮と果肉を持つが、甘く土のような風味とジューシーな食感が特長で、サンドイッチなどで楽しむことができるという。生育はややゆっくりだが、独自の味わいが評価されている。
「ブラック・クリム(Black Krim)」はウクライナ・クリミア地方原産の古い品種で、完熟させるほど甘さと塩味、酸味のバランスが深まるとされる。独特の赤みがかった灰色の外観に抵抗がある場合でも、実際に味わうと好意的に受け止められる可能性があるとしている。
外見が特徴的なものとして「ブラック・ビューティ(Black Beauty)」も紹介されている。黒い果皮と深紅色の果肉を持ち、世界で最も暗い色のトマトとされる。この品種はハイブリッドだが、選抜育種を通じて安定性が高まり、種から育てても特性が維持されるという。サラダの「カプレーゼ」などにも向いている。
見た目がカラフルな「アナナス・ノワール(Ananas Noire)」は、緑・赤・黄色が混ざったトライカラーの実をつける。1990年代にベルギーで偶然交配から誕生し、後に育種者によって品種として安定化された。甘くてジューシー、柑橘系の風味がある点が特長だ。
「イエロー・ペア(Yellow Pear)」は小さな洋ナシ型の黄色い実をたくさんつける伝統的な固定種で、1600年代のアメリカ植民地時代にも栽培されていた。生食やサラダ、ピクルスなど幅広い用途がある。
特にユニークなのが「ボイジャー(Voyager)」という品種で、このトマトの実は複数のセグメントに分かれており、1個ずつ手で引き離して食べられる特徴がある。横方向にカットすると面白い形状が現れ、味は程よい酸味が楽しめる。
「グリーン・ゼブラ(Green Zebra)」は緑と黄色の縞模様が目を引く品種で、熟しても緑色を保つように育種された。耐裂果性があり、耐暑・耐乾性にも優れるため、栽培しやすい品種として人気がある。
紹介者のひとりであるジェシカ・ダミアノ(Jessica Damiano)さんは毎週ガーデニングに関するコラムを執筆し、これらの変わり種トマトは、カタログのページをめくりながら選ぶ楽しみを増やし、夏の食卓を一層豊かにする可能性があると述べている。新しい品種に挑戦することで、これまで見過ごしてきた味や色彩の魅力に出会えるかもしれないとして、読者に多様なトマト栽培を勧めている。
