米コロラド州の親イスラエルデモ襲撃、82歳女性が死亡、火炎瓶攻撃

事件は6月1日に発生。逮捕された男はボルダーの連邦裁判所前でガザ紛争におけるイスラエル人の人質解放を求めていた数十人のデモ参加者に向けて火炎瓶を投げつけた。

米コロラド州ボルダー郡でイスラエルを支持するデモ隊が攻撃を受けた事件について、検察当局は6月30日、病院で治療を受けていた82歳の女性が亡くなったと明らかにした。

ボルダー郡地方検察庁は声明で、この女性が火炎瓶攻撃による火傷が原因で亡くなったと述べた。

事件は6月1日に発生。逮捕された男はボルダーの連邦裁判所前でガザ紛争におけるイスラエル人の人質解放を求めていた数十人のデモ参加者に向けて火炎瓶を投げつけた。

この攻撃で亡くなった女性を含む10数人が負傷。容疑者は殺人未遂など、複数の容疑で起訴された。

検察によると、被告は火炎瓶を投げつける際、「パレスチナに自由を」と叫んだという。

被告はこの攻撃を実行するために1年ほど前から準備を進めてきたと供述した。

検察は被告を第1級殺人罪で追起訴する見通し。予備審問は7月15日に予定されている。

現地メディアによると、被告は取り調べに対し、「シオニストを皆殺しにしたかった」と供述したという。