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米カリフォルニア州大規模雪崩、8人死亡、1人行方不明

雪崩はレイクタホ近郊で17日に発生、行方不明になっていたバックカントリーのスキーヤー9人のうち8人の遺体が発見され、残る1人も死亡したとみられる。
2026年2月17日/米カリフォルニア州トラッキー、雪崩が発生した現場近く(ABCニュース)

カリフォルニア州のシエラネバダ山脈で発生した大規模な雪崩について、地元当局は18日、行方不明になっている9人のうち8人の死亡を確認し、残り1人の捜索を続けていると明らかにした。

雪崩はレイクタホ近郊で17日に発生、行方不明になっていたバックカントリーのスキーヤー9人のうち8人の遺体が発見され、残る1人も死亡したとみられる。カリフォルニア州ネバダ郡の保安官事務所は18日午前の記者会見で、「捜索活動が救助から遺体の収容に切り替わった」と述べた。今回の雪崩は過去45年で最悪級とされ、1981年に11人が死亡した雪崩以来の惨事となっている。

雪崩は17日午前11時30分ごろ、同州トラッキー北方のキャッスルピーク周辺のバックカントリーエリアで発生した。被災したグループはバックカントリーのガイドツアーに参加していた15人で、3日間の遠征を終え帰路につく途中だったとみられる。

救助隊は強風と大雪による危険な状況のなか、遭難信号や緊急ビーコンの位置情報を頼りに現場に進入し、6人を救助したが、その後の捜索で8人の遺体が雪中で見つかった。遺体は天候が改善次第、家族のもとへ引き渡される予定である。救助された6人のうち2人は病院に搬送・治療を受けた。

被害者の年齢は30歳から55歳で、死者の中にはガイドが複数含まれている。保安官事務所は遺族に対し、個別に通知を行い、遺体収容に向け調整していると説明した。現場では雪崩の危険性が高く、救助ヘリの運用も困難な状態が続いている。雪崩発生地域は例年雪が深いことで知られ、ここ数日で60~90センチの積雪があり、1時間に5~10センチの降雪が続いている。これにより雪層が不安定になり、大規模な雪崩が発生しやすい状況だったと専門家は指摘している。

今回の事故はスキーツアーの会社が企画したバックカントリーツアー中に起きた。保安官は「危険な雪崩の予報が出ていたにもかかわらずツアーが進められた理由について調査を進めている」と述べ、ガイド側の判断についても問う姿勢を示した。気象台は引き続き雪崩の危険度が高いとして、バックカントリー利用者に対して立ち入りを控えるよう呼びかけている。

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