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米イラン紛争、米兵6人死亡、中東全域で戦闘継続中=CENTCOM

死亡した兵士の氏名は遺族への通知が完了するまで公表されない。
2026年3月2日/イラン、首都テヘラン(ABCニュース)

中央軍(CENTCOM)は2日、イランに対する軍事作戦で、イランによる反撃により、これまでに米軍関係者6人が死亡したと明らかにした。戦闘は依然として激しく、米軍は対象地域で「主要な作戦」を継続しているという。死亡した兵士の氏名は遺族への通知が完了するまで公表されない。

この作戦は米国とイスラエルが共同で開始した軍事行動の一環として展開されている。米側はこれを「エピック・フューリー(Operation Epic Fury/壮絶な怒り)」と命名し、イランの軍事・政府関連施設に対する空爆やミサイル攻撃などを実施している。CENTCOMによると、この3日間で1250以上の目標を攻撃し、イラン海軍の艦船11隻を破壊したという。

イラン政府は米イスラエル軍による首都テヘランへの空爆で最高指導者ハメネイ(Ali Khamenei)師ら幹部の死亡を確認した。これによりイランは報復措置としてミサイルやドローンによる攻撃を開始し、湾岸地域の米軍基地や同盟国の施設、商船などを標的にしている。これらの反撃により、米軍の人的被害が発生したとみられる。

CENTCOは1日に米兵3人の死亡を報告。さらに負傷していた兵士のうち1人が死亡、さらにイラン側の攻撃で行方不明だった2人の遺体が収容され、2日までに6人が戦死したと明らかにした。

この紛争拡大は中東全域に影響を及ぼしている。イラン革命防衛隊(IRGC)は重要な海上輸送路であるホルムズ海峡を封鎖すると宣言し、通過する船舶に対して攻撃を行うと表明した。この海峡は世界の石油輸送の5分の1を担う戦略的要衝であり、封鎖は国際社会に重大な経済的影響を及ぼす可能性がある。

米国の同盟国や中東諸国も戦火の影響下にある。カタール軍はイラン発とされる軍用機2機を撃墜したと発表し、湾岸地域での対空戦闘が激化している。地域の拠点での防空作戦を進める一方で、誤射による米軍機の撃墜事故が発生したとの報道もあり、混乱が続いている。

トランプ(Donald Trump)米大統領はこの作戦について、「戦闘はまだ始まったばかり」で、攻撃を続ける意向を示している。これに対し、国際社会の一部からは戦闘拡大の懸念や合法性への批判の声も上がっている。NATO加盟国の中には、米軍の基地利用を制限する国も出ている。

戦闘は地域の不安を一段と深刻化させ、外交的な解決策を模索する動きが国際社会で進む中、現地では依然として戦闘行為が続いている。

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