◎サルたちはイエマシーのアルファ・ジェネシス霊長類研究センターから脱獄した。
アカゲザルの親子(Getty Images)

サウスカロライナ州ビューフォート郡の研究所から43頭の霊長類が脱走した。警察が7日、明らかにした。

それによると、「タフなアカゲザル」43頭が同郡イエマシーの研究所から一斉に飛びだしたという。

イエマシー警察はフェイスブックに声明を投稿。市民に対し、玄関や窓に鍵をかけ、サルを見かけたら近寄らず、エサを与えず、追い掛け回さず、警察に通報するよう勧告した。

また同署は「現時点で捕獲されたサルは1頭もおらず、町中を徘徊している可能性がある」と警告した。

ボーフォート郡保安官事務所によると、サルたちはイエマシーのアルファ・ジェネシス霊長類研究センターから脱獄したという。

イエマシーの町長は当局との緊急会合で、「センターに入ったばかりの従業員が囲いのドアを開けっ放しにしていたため、サルたちが逃げ出したようだ」と明らかにした。

ABCニュースの取材に応じたイエマシー在住の女性は「6日の夕方、車で家に帰る途中、道路を疾走するサルを目撃した」と語った。「あれは人ではないと思い、よく見るとサルでした...」

女性は車を止め、娘と一緒に疾走するサルを凝視した。「あれは間違いなくサルでした。人間ではありません、サルです...」

別の住民はABCに「屋根の上をトボトボと歩くサルを目撃した」と語った。「私はサルに、おいサル!と呼びかけましたが、彼は無視してどこに行ってしまいました..」

イエマシー警察と保安官事務所が赤外線カメラを使ってサルを追跡中だ。

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