30歳男性が川遊び中に溺れ死亡 米ペンシルベニア州
事故は3日の午後4時過ぎに発生。家族向けのピクニックエリア付近で川を泳いで渡ろうとした男性が溺れた。
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米ペンシルベニア州パイク郡の国立公園内にある河川で30歳の男性が溺死した。警察が4日、明らかにした。
それによると、事故は3日の午後4時過ぎに発生。家族向けのピクニックエリア付近で川を泳いで渡ろうとした男性が溺れたという。
国立公園局(NPS)は声明で、「ペンシルベニア州ブッシュキルにある国立レクリエーションエリアの緊急通信センターは3日の午後4時10分ごろ、ピクニックエリア付近のデラウェア川で男性が溺れたと通報を受けた」と明らかにした。
この通報を受け、NPSのレンジャーと潜水チーム、州警察、消防局の水難救助隊が現場に急行。捜索の結果、ニュージャージー州在住の男性の遺体を発見・収容した。
NPSは声明の中で、「男性はピクニックエリア付近で家族と泳いでいたが、川を渡ろうとした際に疲れ、溺れたようだ」と説明している。
川や湖で溺れる事故が相次ぐ理由にはいくつかの要因がある。
まず、自然の水辺は海と違って一見穏やかに見えるが、急な深みや流れの速さ、底の状態の変化などが予測しにくく、危険が潜んでいることが多い。
また、ライフジャケットを着用せずに遊ぶ人が多く、万が一のときに対応できないことも原因の一つである。
さらに、子供や泳ぎに自信のない人が無理をして水に入るケースや、酒を飲んで泳ぐといった危険な行動も事故につながりやすい。
加えて、気温の高さから水辺でのレジャーが増える夏場には、特に事故が多発する傾向がある。
安全対策の知識不足や危険に対する過信も大きな要因となっている。