SHARE:

米ハワイ州カウアイ島で遊覧ヘリ墜落、3人死亡、2人負傷


ヘリには操縦士1人と乗客4人の計5人が搭乗していた。
ヘリコプターのイメージ(Getty Images)

ハワイ州カウアイ島沖で観光用ヘリコプターが墜落し、3人が死亡、2人が負傷した。地元当局が27日、明らかにした。それによると事故は26日午後に発生、島北西部にあるナパリ海岸州立公園の海上に墜落したという。

ヘリには操縦士1人と乗客4人の計5人が搭乗していた。地元警察によると、最初の通報は午後3時45分ごろに寄せられ、機体は海岸から約90メートル沖合で見つかった。

事故機は観光ツアー会社エアボーン・アビエーションが運航し、カウアイ島の渓谷や滝、海岸線を上空から見渡す遊覧飛行中だった。同社は「ドアなし」仕様のスリル志向ツアーなどを提供し、観光客に人気を集めている。

墜落現場は陸路でのアクセスが困難な遠隔地で、救助活動は難航した。沿岸警備隊や地元消防・警察が出動し、現場に居合わせた民間人も協力して救助にあたった。生存した2人は救助後、島内の医療センターに搬送された。

一方、3人は現場で死亡が確認された。5人の身元は公表されていない。ケガの程度も不明である。

墜落の原因は明らかになっておらず、国家運輸安全委員会(NTSB)および連邦航空局(FAA)が調査を開始した。回収された機体の状態や飛行記録、当時の気象条件などをもとに原因究明が進められる見通しである。

ナパリ海岸州立公園は断崖や滝が連なる景勝地として知られ、地上からのアクセスが限られるため、ヘリコプター遊覧が主要な観光手段の一つとなっている。しかし同地域では過去にも観光ヘリの事故が発生しており、安全性への懸念が指摘されてきた。今回の事故を受け、観光飛行の安全対策や規制のあり方が改めて問われる可能性がある。

この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします