イタリア人男性監禁・拷問事件、2人の被告が無罪主張 米ニューヨーク市

男性はパスポートを奪われ、拷問を受け、5月23日朝、逃げ出した。
2025年5月24日/米ニューヨーク氏マンハッタン、保護されたイタリア人男性と警察官たち(AP通信)

ニューヨーク市マンハッタンのアパートで28歳のイタリア男性が2週間以上に渡って監禁され拷問を受けた事件について、2人の被告が無罪を主張した。現地メディアが11日に報じた。

被害者の男性は5月6日にイタリアからニューヨークに到着し、容疑者の家に行ったと警察に説明している。

警察によると、男性はパスポートを奪われ、拷問を受け、5月23日朝、逃げ出した。男性は病院に搬送され、手当てを受けた。

2人は暗号通貨ビットコインを奪う目的で男性を拷問したとして起訴された。

報道によると、マンハッタン地裁は7月15日の次回公判まで2人を勾留するよう命じたという。

2人の弁護士は100万ドルの保釈金と両親の自宅での軟禁を条件に保釈を求めた。

警察は被害者が監禁されていたアパートを家宅捜索し、被害者が縛られ拷問を受けている写真などを押収。複数の拷問具も見つかった。

2人の弁護士はこれに反論。「被害者は自由に家を出入りし、被告の1人と一緒に眼鏡店に買い物に行った」と説明した。

2人は誘拐、暴行、不法監禁、武器の不法所持の罪に問われている。

SHARE: