◎欧米諸国では昨年10月にガザ紛争が始まって以来、ユダヤ人コミュニティを標的とする殺人、傷害、テロ未遂事件が多数報告されている。
米イリノイ州シカゴ、ガザ紛争に抗議する集会(Getty Images)

イリノイ州シカゴのデポール大学でユダヤ人の学生2人が覆面をした襲撃者に殴られ、軽傷を負った。同校が7日、明らかにした。

それによると、殴られた2人はイスラエルへの支持を表明し、同校内でユダヤ人支援キャンペーンを行っていたという。

同校は声明で、「覆面をした同校の学生とみられる男が2人を殴り、逃走した」と述べた。

それによると、2人は軽傷を負ったものの、その場で手当てを受け、病院での治療を拒否したという。

ABCニュースは警察関係者の話しとして、「傷害事件として捜査している」と報じた。容疑者が捕まったという情報はない。

同校の学長はSNSに声明を投稿。「軽傷を負った2人に必要なケアを提供している」と書き込んだ。

また学長は「いかなる理由があろうと暴力は許されない」と非難した。

欧米諸国では昨年10月にガザ紛争が始まって以来、ユダヤ人コミュニティを標的とする殺人、傷害、テロ未遂事件が多数報告されている。

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