受刑者を誤って釈放、保安官代理2人解雇 米ルイジアナ州
カリル・ブライアン(30歳)は7月25日、矯正施設から「人的ミス」により釈放された
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米ルイジアナ州ニューオーリンズの刑務所から受刑者が誤って釈放された事件について、オーリンズ郡保安官事務所は7月31日、2人の保安官代理2人が解雇されたと明らかにした。
それによると、カリル・ブライアン(Khalil Bryan、30歳)は7月25日、矯正施設から「人的ミス」により釈放されたという。
同施設はブライアンと似た名前の受刑者を釈放する予定であった。
ブライアンの行方は現在も分かっておらず、警察が捜査している。
オーリンズ郡保安官事務所によると、ブライアンの身元確認を怠ったとして、2人の保安官代理が解雇され、5人の職員が停職処分を受けたという。
同事務所は声明で、「この人的ミスはルール無視、不十分な手順が招いたものである」と説明した。
また同事務所は「2人の代理が重大な職務怠慢と手続き違反により解雇された」と述べた。2人の身元は公表されていない。さらに、身元確認手続き中の不備と過失により、5人の職員が停職処分を受けた。
ニューオーリンズ警察はブライアンを指名手配し、行方を捜索中。SNSに声明を投稿し、「容疑者を匿っている人も罪に問われる可能性がある」と警告している。
警察によると、容疑者は窃盗、麻薬所持、公務執行妨害などの罪で実刑判決を受けたという。
また容疑者は過去に銃器による加重暴行、強盗、家庭内暴力、児童虐待、住居侵入などの犯罪歴があるとのこと。