◎サルたちは7日、同郡イエマシーのアルファ・ジェネシス霊長類研究センターから家出した。
米サウスカロライナ州ビューフォート郡の研究所から逃げ出した43頭のアカゲザルのうち、25頭が捕獲された。当局が11日、明らかにした。
サルたちは7日、同郡イエマシーのアルファ・ジェネシス霊長類研究センターから家出した。
イエマシー警察と地元当局は声明で、「捕獲された25頭は皆元気で、ピーナッツバターとゼリーのサンドイッチを無心で食べている」と述べた。「お腹がすいていたのでしょう....」
イエマシー警察によると、25頭はいずれも研究所の近くで捕獲されたという。
当局は声明で、「かなりの数のグループが研究所のフェンス沿いで活動しており、木の上で寝泊まりしている」と明らかにした。
健康診断のために集められた医師団によると、自宅に戻ったサルたちの体調は良好で、問題はみられないという。
イエマシーの町長は事件発覚後に行われた当局との緊急会合で、「センターに入ったばかりの職員が囲いのドアを開けっ放しにしていたため、サルたちが逃げ出したようだ」と述べていた。
同研究センターはサルたちが逃げた経緯を調査している。
米国の一部の州ではアジアから持ち込まれたサルが勢力を拡大し、農作物を荒らすなど、社会問題になっている。