◎活発なロウディは18日早朝、オースティン郡の州間高速道路10号線近くで目撃され、それ以来、警察の追跡をかわしている
米テキサス州オースティン郡の民家で飼われていた3歳の雄カンガルー「ロウディ」が柵を飛び越え町を放浪、警察と飼い主が行方を捜している。
活発なロウディは18日早朝、オースティン郡の州間高速道路10号線近くで目撃され、それ以来、警察の追跡をかわしている
ロウディの飼い主は20日、ABCニュースの取材に対し、「失踪以来、彼を探し続けているが、見つからず、とても心配している」と語った。
飼い主はカンガルーを3頭飼っている。ロウディはフェンスをぴょんと飛び越え、どこかに走り去った。もう1匹のカンガルー、ダフネはその様子を眺め、まだ赤ん坊のロッキーは家の中でくつろいでいたという。
ロウディを目撃したという地元ラジオ局のDJはABCのインタビューで、「米国に野生のカンガルーがいると知り、ショックを受け、警察に通報し、その後、ロウディが家出したこと知った」と語った。
米国に野生のカンガルーは生息していない。
カンガルーは繁殖力が強く、オーストラリアではこの数年で頭数が激増し、社会問題になっている。
ロウディの飼い主はABCに「彼が帰ってくることを信じている」と語った。
飼い主はカンガルーが大好きで、カンガルーの看板やアート、カンガルーが描かれたナンバープレートも持っているという。
現地メディアによると、ロウディのニュースを見た複数人が捜索を手伝っているという。
飼い主はフェイスブックに声明を投稿。警察と有志連合に謝意を表明し、「カンガルーは夜行性であるため、ロウディは日中、横になって休んでいる可能性が高い」と書いた。
オースティン郡保安官事務所がロウディを捜索している。
