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米ワシントンDCで州兵2人撃たれる、意識不明の重体、容疑者逮捕

事件は同日午後約2時15分ごろ、ホワイトハウスから数ブロック西の交差点付近で起きた。
2025年11月26日/米ワシントンDC、州兵2人が銃撃された現場(ABCニュース)

ワシントンDCのホワイトハウス近くで26日、州兵2人が撃たれる事件が発生した。

撃たれたのはウェストバージニア州所属の州兵(男性と女性)で、ともに重体と伝えられている。

事件は同日午後約2時15分ごろ、ホワイトハウスから数ブロック西の交差点付近で起きた。

身元不明の容疑者が突然発砲。兵士たちは背後を取られる形で襲われたという。

目撃者の証言と警察の発表から、「単独の銃撃手による待ち伏せ的な“標的型攻撃”」との見方が強まっている。

発砲を受けた兵士たちは病院へ搬送された。容疑者は他の州兵によって制圧、逮捕。容疑者自身も銃で撃たれており、治療を受けている。

警察や連邦捜査機関(FBI やATF、連邦保安官局など)が合同で捜査にあたっており、動機や背景の解明を急いでいる。

この事件を受け、DCの警備態勢は一層強化される見込みだ。連邦当局はDCに配備されている州兵約2200人に加え、さらに500人の追加派遣を決定した。

この背景には今夏以降、連邦政府が治安対策の名目で首都および他都市に州兵を常駐させていた経緯がある。

だが、今回のような銃撃事件が起きたことで、州兵の配備の是非や安全管理の在り方に対する批判が再び強まりそうだ。

トランプ(Donald Trump)大統領はフロリダ州の別荘に滞在中で不在だったが、事件の報告を受けたと報じられている。

報道官は26日、事態を注視していると述べた。副大統領も兵士たちの安否を祈るコメントを発表した。

現時点で、犯行の動機は分かっておらず、関係各所による捜査が進んでいる。首都中心部という異例の場所で起きた「標的型」銃撃事件は、米国内に衝撃を与えており、今後の捜査結果や治安対策の行方に注目が集まっている。

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