米ニュージャージー州のレコーディングスタジオで銃撃事件、2人死亡、2人負傷
事件はニューアーク市内クリントン・アベニューの「Platinum Sound NJ」と呼ばれるレコーディングスタジオ付近で午後8時頃に発生した。
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米ニュージャージー州ニューアークのレコーディングスタジオで10日夜、銃撃事件が発生し、20歳の男性2人が死亡、他の2人が負傷した。警察が11日、明らかにした。
それによると、事件はニューアーク市内クリントン・アベニューの「Platinum Sound NJ」と呼ばれるレコーディングスタジオ付近で午後8時頃に発生した。同スタジオは音楽ビデオの撮影やレコーディングに使われている施設、住宅や商店が混在する地域にある。
捜査当局が現場に到着した時点で、4人の男性が銃撃を受けて倒れているのが確認された。死亡した2人のうち1人(20歳)が銃撃犯とみられ、凶器も押収うされたと伝えられている。
負傷した2人の男性はエセックス郡の病院に搬送され、いずれも命に別条はないとのこと。うち1人は手当てを受け退院した。捜査当局は負傷者からの事情聴取を進めるとともに、現場周辺の防犯カメラ映像や目撃情報の収集を急いでいる。
エセックス郡検察局の担当検事は記者会見で、「この銃撃事件はスタジオ内で起きた出来事に関連している」と語った。ただし、容疑者とされる男性の詳細については言及しなかった。
ABCニュースは情報筋の話しとして「警察は複数の容疑者が関与した可能性も視野に捜査を進めている」と報じた。
銃撃が発生した背景について、スタジオ側はソーシャルメディア上で関係者間のトラブルが発端だった可能性に言及し、「今回起きたことについて責めないでほしい」との趣旨の投稿を行っている。投稿では事件を「非常に不運な出来事」と表現し、亡くなった2人に哀悼の意を表した。
今回の事件を受けて、ニューアーク市では地域住民から不安の声が上がっている。近隣住民の一人はABCの取材に対し、通常は静かな地区であり、銃声が聞こえたことに驚いたと語った。また、警察が現場周辺の道路を封鎖し、捜査官が長時間にわたって現場検証を行う様子も確認されている。
動機や発砲に至った経緯についてはまだ明らかになっておらず、捜査当局は引き続き関係者からの事情聴取や証拠収集を進めるとしている。
