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米ユタ州のモルモン教銃撃事件、銃器関連罪で2人起訴

事件は1月7日、末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教)の敷地内で行われた葬儀参列者らの間で発生したもので、2人が死亡、6人が負傷した。
2026年1月7日/米ユタ州ソルトレイクシティ、銃撃事件が発生した現場近く(AP通信)

ユタ州ソルトレイクシティの教会駐車場で1月に発生した銃撃事件を巡り、2人の容疑者が銃器関連の罪で起訴された。現地メディアが3月1日に報じた。起訴状は2月末、連邦大陪審により開示された。

事件は1月7日、末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教)の敷地内で行われた葬儀参列者らの間で発生したもので、2人が死亡、6人が負傷した。この銃撃事件を受け、捜査当局は複数の証拠を解析して容疑者を特定した。

起訴されたのはライアン・ダニエル・トゥタイ(Ryan Daniel Luteru、32歳)容疑者(32)とフィネエヴァ・ポモナ・マカ(Fineeva Pomona Maka、26歳)容疑者。トゥタイ容疑者には「銃器の不法処分」の罪、マカ容疑者には「有罪歴のある者による銃器所持」の罪がそれぞれ課されている。ユタ州地区の国務長官事務所が起訴内容を公表した。

捜査当局は携帯電話の映像・写真、GPS足首モニターのデータを用いて、両容疑者が事件現場から回収されたピストルと関係していると結び付けた。起訴状では両容疑者がギャングのメンバーであると指摘されている。連邦公選弁護人事務所はコメントを出しておらず、両容疑者は3日に出廷する予定である。

銃撃は教会駐車場の裏手で起きた。捜査当局によると、事件は葬儀に参列していた知人同士のトラブルが発端であったという。現場にいたのはすべて成人で、銃撃の状況や動機についてはまだ明らかになっていない。現在のところ、殺人罪で起訴された者もいないという。捜査は継続中で、追加の関係者や証拠の有無についても調査が進められている。

事件が発生した教会は主にトンガ出身の信徒らが集う会衆に奉仕する施設である。宣教師たちが1890年代に南太平洋のトンガ諸島に布教を開始したことに由来し、ユタ州は米国におけるトンガ人コミュニティの約25%が居住する地域でもあると教会側は説明している。このような背景から、地域社会への影響に対する関心が高まっている。

ソルトレイクシティ警察は事件当時の状況について、通報を受けて現場に急行し、被害者の救助や現場検証を実施したと説明している。捜査当局は現在も目撃者の証言や監視カメラ映像を収集し、銃器の入手経路や事件の全容解明を進めている。今後の公判手続きや捜査進展が注目される。

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