1歳の娘を車内に放置、殺人容疑で父親逮捕 米ルイジアナ州

事件は8日に発生。ジョセフ・ボートマン容疑者はアルコールを摂取した状態で車を運転し、午前2時30分頃、親戚に預けていた1歳の娘を引き取った。

米ルイジアナ州マディソンビルで1歳の娘を高温の車内に放置し殺害したとして、32歳の父親が第2級殺人罪で逮捕された。警察が10日、明らかにした。

それによると、事件は8日に発生。ジョセフ・ボートマン（Joseph Boatman）容疑者はアルコールを摂取した状態で車を運転し、午前2時30分頃、親戚に預けていた1歳の娘を引き取った。

容疑者は後部座席のチャイルドシートに娘を乗せ、マディソンビルの自宅に戻った。

セントタマニー郡保安官事務所は声明で、「容疑者は娘を9時間以上車内に放置し、殺害した」と述べた。

8日午後、家族の1人が車内で意識のない女児を発見し、消防に通報した。

8日のマディソンビルの最高気温は35度に達した。

警察は容疑者の認否を明らかにしていない。

全米の非営利団体「KidsAndCars.org」によると、昨年全米で車内に置き去りされ亡くなった子供は30人近く確認されている。今年の死者は5人目である。

23年は29人の子供が車内に放置され死亡。KidsAndCars.orgによると、2018年の死者は過去最高の54人であった。

1990年以降、1100人以上の子供が車内に取り残され死亡。約9割が3歳以下となっている。