◎サルたちは7日、同郡イエマシーのアルファ・ジェネシス霊長類研究センターから家出した。
米サウスカロライナ州ビューフォート郡の研究所から逃げ出した43頭のアカゲザルのうち、1頭が捕獲された。警察が9日、明らかにした。
サルたちは7日、同郡イエマシーのアルファ・ジェネシス霊長類研究センターから家出した。
イエマシー警察と地元当局は声明で、「逃亡者のうち、メス1匹を確保した」と明らかにした。
同研究センターも声明を出し、「彼女は元気で、ピーナッツバターとゼリーのサンドイッチを食べています」と述べた。
同研究センターによると、かなりの数のサルが同センターの近くにおり、施設のフェンスを飛び越えて行ったり来たりしているという。家に帰りたいのかもしれない。
イエマシー警察は「センターと連携して施設周辺にエサ付きのワナを設置するなどして、捕獲作業を続けている」と明らかにした。
また同警察は「逃亡者たちは施設内の仲間と交流を続けており、良い兆候である」と述べた。
現地メディアが報じた映像には木の上で昼寝したり、毛づくろいするサルたちの姿が映っていた。
イエマシーの町長は事件発覚後に行われた当局との緊急会合で、「センターに入ったばかりの従業員が囲いのドアを開けっ放しにしていたため、サルたちが逃げ出したようだ」と述べていた。
同研究センターはサルたちが逃げた経緯を調査している。
米国の一部の州ではアジアから持ち込まれたサルが勢力を拡大し、農作物を荒らすなど、社会問題になっている。