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米海軍、東太平洋で麻薬密輸船4隻攻撃、14人殺害、国防長官が発表

今回の空爆で破壊された船舶は14隻、死者は57人となった。
トランプ米大統領(左)とヘグセス国防長官(Getty Images/AFP通信)

ヘグセス(Pete Hegseth)国防長官は28日、海軍が東太平洋上で4隻の麻薬密輸船を攻撃し、14人を殺害したと発表した

ヘグセス氏はX(旧ツイッター)に声明と動画を投稿。「東太平洋で麻薬を密輸している指定テロ組織が運用する4隻の麻薬密輸船に対し、3件の攻撃を指示した」と書いた。

米海軍は先月初め、外国テロ組織に指定されているベネズエラの麻薬組織トレンデアラグアが運航する麻薬輸送船を空爆し、構成員11人を殺害。その後、さらに9隻の麻薬密輸船を爆撃した。

今回の空爆で破壊された船舶は14隻、死者は57人となった。

6隻目の空爆(潜水艇)では、少なくとも2人の生存者が拘束(送還済み)され、このうち1人はエクアドル人、もう1人はコロンビア人であった。

ヘグセス氏によると、最新の空爆でも1人の生存者が確認され、メキシコ当局が捜索に当たっているという。救助されたかは分かっていない。

トランプ(Donald Trump)米大統領は麻薬カルテルと戦争状態にあると宣言し、それをテロ組織に指定することで、一連の攻撃を正当化してきた。

これはジョージ・W・ブッシュ政権がテロとの戦争に使用したのと同じ法的権限に基づいている。

国防総省は先週、南米沖に空母打撃群を派遣すると発表。ヘグセス氏が原子力空母ジェラルド・R・フォードを中核とする打撃群の展開を命じた。

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