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米ミネソタ州のホームレス野営地で銃撃事件、13人負傷、容疑者逃走中

ミネアポリス警察の署長は記者会見で、「最初の現場のすぐ近くでも発砲と火事があり、計13人が負傷、うち5人が意識不明の状態で病院に緊急搬送された」と語った。
2025年9月16日/米ミネソタ州ミネアポリス、銃撃事件が発生した現場(ABCニュース)

ミネソタ州ミネアポリス市内にあるホームレスキャンプで銃撃事件が立て続けに2件発生し、少なくとも13人が負傷、うち5人が意識不明の重体である。ミネアポリス警察が16日、明らかにした。

それによると、1件目の事件はミネアポリス南東部にあるホームレスの野営地で15日遅くに発生。何者かが発砲し、8人が銃創を負った。

ミネアポリス警察の署長は記者会見で、「最初の現場のすぐ近くでも発砲と火事があり、計13人が負傷、うち5人が意識不明の状態で病院に緊急搬送された」と語った。

ミネアポリス市長も声明を出し、「2つの事件が同一犯によるものかどうかは分かっておらず、捜査当局が容疑者を追跡している」と述べた。

署長によると、最初に現場に到着した警察官が野営地内で頭部に銃弾を受けた男女2人を含む5人の負傷者を発見。別の負傷者3人は自ら通報し、病院に搬送されたという。

署長は「1件目の負傷者8人のうち少なくとも4人が生命に関わるケガを負っている」と述べた。

そのすぐ近くでも銃創を負った5人が見つかり、テントのひとつが全焼。ABCニュースは情報筋の話しとして、「複数人が野営地内で撃ち合った」と伝えている。

16日未明の時点で逮捕者の情報はない。州捜査局が捜査を主導している。

ミネアポリスでは8月26日にも市中心部の高校前の通りで銃乱射事件が発生し、1人が死亡、5人が負傷している。この事件の容疑者も捕まっていない。

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