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米ノースカロライナ州の住宅火災現場で爆発、消防士11人と住民2人負傷

消防士たちのケガの程度は打撲や軽い脳震盪など、比較的軽傷で、命に別条はないという。
2025年12月15日/米 ノースカロライナ州ピードモント、住宅火災が発生した現場(AP通信)

ノースカロライナ州ソールズベリーで15日午後、住宅火災の現場で爆発が発生し、消防士11人と住民2人が負傷した。

消防によると、消防士たちのケガの程度は打撲や軽い脳震盪など、比較的軽傷で、命に別条はないという。

住民2人も病院に搬送されたが、爆発当時に住宅内にいたかどうかは確認されていない。

ソールズベリー消防署によると、同日夕方、ピードモント地域の一戸建て住宅から出火し、22人の消防士が出動。到着時には家屋は炎に包まれており、消防隊は内部に入り消火と人命捜索を開始した。11人の消防士が家屋内に入った直後に爆発が起きたという。

消防署長は声明で、「爆発は非常に強力で、外壁が吹き飛び、屋根が持ち上がってから再び落下した」と説明した。爆発の衝撃で破片が飛散し、現場は一時混乱状態に陥ったという。消防士たちはそれぞれ応急処置を受けた後、病院に搬送された。

爆発の原因は明らかになっていない。火災発生時の状況や建物内部の構造、ガスなど可燃性物質の存在の有無などについて当局が詳しく調べている。

爆発はガスラインの破裂によるものとする報道もあるが、公式には原因は不明としている。

ソールズベリー消防署は地元住民に対し、火災や爆発の危険性について注意を呼びかけた。今回の事故に対し、近隣住民や消防関係者からは消防士の迅速な対応を称える声や、再発防止策の強化を求める声が上がっている。

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