▽現場はコロラド州コロラドスプリングズ郊外のナイトクラブ。不法入国者のたまり場になっていたとみられる。
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米当局が27日、コロラド州コロラドスプリングズの違法ナイトクラブを摘発し、中南米出身とみられる100人以上の不法移民を逮捕した。
現場はコロラド州コロラドスプリングズ郊外のナイトクラブ。不法入国者のたまり場になっていたとみられる。
麻薬取締局(DEA)は声明で、「法執行機関がコロラドスプリングスの違法ナイトクラブを家宅捜索し、正規の書類を持っていない100人以上の不法移民を逮捕した」と明らかにした。
この手入れはトランプ(Donald Trump)大統領が1月20日に就任して以来、最大級のものとなった。
トランプ政権は南部メキシコ国境沿いの警備を強化し、不法入国した移民の強制送還を続けている。
DEAによると、クラブ内にいた200人以上のうち114人を逮捕したという。
300人以上の法執行官と複数の機関の関係者がナイトクラブを取り囲んだ。
DEAは数カ月に渡る捜査の結果、このクラブで麻薬密売、売春、暴力犯罪が確認されたとして、摘発に踏み切った。
ボンディ(Pam Bondi)司法長官はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「DEAはテロリストが頻繁に出入りする地下ナイトクラブで100人以上の不法滞在者を逮捕、コカインやメスなどを押収し、2件の逮捕状を執行した」と明らかにした。
それによると、逮捕された114人の中にベネズエラの麻薬組織「トレンデアラグア」とエルサルバドルのギャング「マラ・サルバトルチャ(通称MS-13)」の構成員が含まれるという。
米国務省は2月、トレンデアラグアやMS-13など、中南米の8つの麻薬組織を外国テロ組織に指定した。
逮捕された114人の中に両組織の構成員が何人いるかは分かっていない。
移民税関捜査局(ICE)は26日、同局とフロリダ州当局が大規模な移民取り締まりを実施し、この4日間で不法滞在していた800人近くの移民を逮捕したと明らかにしていた。
トランプ政権は先月中旬、1798年に制定され、第2次世界大戦中に日系人の強制収容で使われたことで知られる敵性外国人法に基づき、トレンデアラグアの構成員約250人をエルサルバドルの刑務所に送った。