◎ゼレンスキー氏は155ミリ砲弾を製造するペンシルバニア州の軍需工場を視察した。
ウクライナのゼレンスキー(Volodymyr Zelenskyy)大統領が22日、米ペンシルベニア州の軍事企業の工場を視察し、責任者らと面会した。
ゼレンスキー氏はバイデン(Joe Biden)大統領、ハリス(Kamala Harris)副大統領、そしてトランプ(Donald Trump)前大統領と会談し、ロシアとの戦争終結につながる「勝利計画」の詳細を説明する予定だ。
ゼレンスキー氏は今週、自身が策定したこの計画をブリンケン(Antony Blinken)国務長官に提示。さらなる軍事支援と西側同盟国が供与した長距離兵器によるロシア領内への攻撃を許可するよう迫った。
ゼレンスキー氏は23日と24日の国連年次総会で演説する予定だ。
その後、ゼレンスキー氏は26日にバイデン氏と会談。その後、ハリス氏とも会談する予定。トランプ氏との会談は26日か27日に予定されているが、正確な日程は公表されていない。
ウクライナ軍によるロシア西部クルスク州への越境攻撃は開始からまもなく50日を迎える。数十キロにわたる前線で激しい戦闘が続いているものとみられるが、戦況はほとんど明らかになっていない。
ゼレンスキー氏は155ミリ砲弾を製造するペンシルバニア州の軍需工場を視察した。
この砲弾はウクライナ軍に欠かせないもので、すでに米国から300万発以上を受け取っている。
ゼレンスキー氏はX(旧ツイッター)に従業員たちと握手する写真を投稿。「工場の従業員全員に感謝の気持ちを伝えた」と書き込んだ。
ゼレンスキー氏はバイデン氏が「完全な」勝利計画を見る最初の外国首脳となり、その後、すべての同盟国の首脳にも提示するとしている。