ドイツ・ベルリンで野生のワラビーが逃亡中だ!警察が発表
ワラビーは28日の正午前、ベルリン西部の地区で通行人に目撃された。
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ドイツ・ベルリンの西部の地区でワラビーが逃亡中だ。ベルリン警察が29日、明らかにした。
ベルリン警察の広報担当はAP通信の取材に対し、「現時点で公共の安全に対する脅威とは見なしていないため、追跡は行っていない」と語った。
ワラビーは28日の正午前、ベルリン西部の地区で通行人に目撃された。
警察によると、この通行人は「カンガルーがいる。いやワラビーだ。あればワラビーだ!」と警察官に伝えたという。
警察官はカンガルーの親戚であるワラビーを捕まえようとしたが、ワラビーは素早く森に飛び込み、逃走した。
広報担当はAPに「我々にカンガルーを捕獲するための特別な装備はなく、野良犬を捕まえるために使う毛布や罠しかしかない」と語った。
フェイスブックで共有された動画には、薄暗い通りを跳ねながら進むワラビーが、途中で足を舐める様子が映っている。
ドイツ通信社(dpa)によると、このワラビーは個人が飼育し、体長は約90センチほど。脱走の経緯は明らかになっていない。
ワラビーは有袋類カンガルー科に属する小型〜中型の草食動物で、オーストラリア本土やタスマニア、ニューギニアなどに分布する。一般に体長は数十センチから1メートル弱で、後肢が発達して跳躍移動を行い、長い尾で姿勢を保つ。食性は草や葉、若芽などの植物食で、夜間や薄明時に活発になる種が多い。雌は腹部に前向きの育児嚢(ポーチ)を持ち、胎生後に未熟な子を嚢で育てる。