極右団体と移民が衝突、乱闘に スペイン南東部
現地メディアによると、この乱闘で少なくとも5人が負傷し、1人が逮捕されたという。
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スペイン南東部トレ・パチェコで12日遅く、極右団体、地元住民、アフリカ系移民の間で乱闘が発生した。
現地メディアによると、この乱闘で少なくとも5人が負傷し、1人が逮捕されたという。
トレ・パチェコでは今週、高齢者が何者かに襲われ負傷する事件が発生していた。逮捕者は出ていない。
ソーシャルメディアで共有された動画には、極右のシンボルを掲げた男性たちとモロッコの国旗を掲げた移民が物を投げ合う様子が映っていた。
高齢の男性は9日、市内で何者かに襲われ病院に搬送された。その後、アフリカ系移民がこの襲撃に関与しているという情報がSNSで拡散し、地元住民と移民の間で緊張が高まった。
襲撃の背景は不明、警察が捜査している。
スペイン国内では多くのモロッコ人が生活している。
アフリカ北西部に位置するスペイン領メリリャはモロッコと国境を接し、スペインへの移住を希望する移民のホットスポットになっている。
モロッコのメリリャ国境では22年6月、数百人の移民が国境フェンスに押し寄せ、治安部隊と衝突。23人が死亡する事態に発展した。