オランダ・ハーグの右翼デモが暴動に発展、警察と衝突
地元テレビ局は暴徒が新社会契約党の事務所に押し入る様子を報じた。
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オランダ・ハーグの国会議事堂近くで20日、右翼デモが暴動に発展し、暴徒が機動隊と衝突、政党事務所を破壊した。
警察は催涙ガスと放水車で暴徒を排除。暴徒は警察官に物を投げつけ、パトカーに火を放った。負傷者や逮捕者の情報はない。地元テレビ局は暴徒が新社会契約党の事務所に押し入る様子を報じた。
複数の議会議員がこの襲撃を非難。ある左派議員は「クズども。政党に手を出すな」とX(旧ツイッター)に投稿。「脅せるとでも思っているのか? 残念だな。我々は決して過激派テロリストに美しい祖国を奪わせはしない」と非難した。
暴徒たちは議会複合施設へ向かったが、機動隊に押し戻され、撤退した。議会は現在、改修工事のためフェンスで囲まれている。
その他のデモ隊は黒服に身を包み、国旗を掲げ、移民・難民の受け入れに反対した。
右派の与党・自由党(PVV)は6月に連立政権から離脱。総選挙は10月29日に行われる。
反移民・反イスラムを推進するPVVのウィルダース(Geert Wilders)党首は20日、この暴動に関与した者を「クズ」と呼んだ。