◎ロシアが22年2月にウクライナへの全面侵攻を開始して以来、米国はウクライナに620億ドル(約9兆3000億円)もの軍事支援を行ってきた。
2024年12月7日/左からトランプ次期米大統領、マクロン仏大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領(ロイター通信)

政府は7日、ウクライナに9億8800万ドル(約1480億円)相当の追加軍事支援を行うと発表した。

オースティン(Lloyd Austin)国防長官は声明で、トランプ次期政権がウクライナへの支援を継続することを期待しているとくぎを刺した。

またオースティン氏は「新政権がこれからの安全保障を決める。私たちがこの4年間で培ってきた強さを土台にしてくれることを期待している」と表明した。

米政府は今月2日にもウクライナに7億2500万ドルの軍事支援を提供している。

今回の支援には高機動ロケット砲システム「ハイマース」の弾薬やドローン、その他装備品などが含まれている。

ロシアが22年2月にウクライナへの全面侵攻を開始して以来、米国はウクライナに620億ドル(約9兆3000億円)もの軍事支援を行ってきた。

バイデン(Joe Biden)大統領の任期は残り1カ月。トランプ(Donald Trump)次期大統領は1月20日に就任する。

トランプ政権がウクライナへの支援を継続するかどうかは不透明だ。トランプ氏はウクライナやNATOを含む軍事同盟への資金を引き上げると脅している。

オースティン氏は国家安全保障関係者の会合で今後の不確実性について短く言及した。「バイデン大統領は選択した。議会の超党派もそうだ。次の政権は独自の選択をしなければならない...」

またオースティン氏は「共和党の象徴であるレーガン(Ronald Wilson Reagan)元大統領もウクライナ、米国の安全保障、そして自由の側に立っていただろう」と強調した。

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