24日、米英貿易協定案に反対する抗議者たちがロンドンの国会議事堂前に集まり、食品安全基準の緩和に抗議した。
トランプ大統領に扮した抗議者のひとりは、牛にホルモン注射を向け、「アメリカの牛肉はホルモンで処理されている」とアピールした。
国会議事堂前に集まった約50人は、イギリスのEU離脱に伴う米英貿易協定交渉で提示された案に厳しく抗議した。
抗議者たちはこれに合意することで、アメリカからの食品輸入の規制が緩和されると懸念している。
ある抗議者はトランプ大統領そっくりの人形(頭)を装着、巨大な注射器を構え、ホルモン処理された牛肉がイギリスに輸入、販売される可能性があると述べた。
またデイジーという牛に扮した抗議者は記者から「食品基準の低下の可能性について不安に感じることはあるか?」と質問され、「モー」と答えた。
一部の専門家は、塩素で洗浄された鶏肉の輸入にも警戒感を示している。