▽バルト海諸国は2022年以降、電力ケーブルや通信回線、ガスパイプラインの停止を受け、妨害行為の可能性に警戒を強めている。
フィンランドの送電鉄塔と変電所(Getty Images)

フィンランドオルポ(Petteri Orpo)首相は25日、バルト海の海底でフィンランドとエストニアを結ぶ電力ケーブルに障害が発生したと明らかにした。

オルポ首相はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「エストリンク2号ケーブルの送電が停止し、当局が調査している」と書いた。

それによると、国内の電力供給に影響は出ていないという。エストニア側でも停電は発生していない。

当局はバルト海の海底インフラに神経をとがらせている。フィンランドとドイツ間、リトアニアとスウェーデン間の2本のケーブルは先月、切断された。

フィンランドのメディアによると、外国船が関与しているかどうかは分からず、電力会社がケーブルの状況を調査しているという。

停電の原因も不明。技術的なトラブルや他の電力系統の不具合で停電した可能性もある。

ロシアからドイツに天然ガスを送っていたノルドストリームは2022年9月に水中で爆発・破損した。当局が妨害行為とみて捜査している。

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