◎女性は西部デュッセルドルフのライン川沿いに停泊したホテル船で被害に遭ったと報告されている。
2022年3月15日/ドイツ、デュッセルドルフのライン川に停泊したホテル船(Roberto Pfeil/ドイツ通信社)

ドイツ政府は16日、ロシアのウクライナ侵攻で避難を余儀なくされた女性が避難所でレイプされた事件を受け、難民が犯罪の犠牲にならないよう努めると声明を発表した。

女性は西部デュッセルドルフのライン川沿いに停泊したホテル船で被害に遭ったと報告されている。

デュッセルドルフの当局者によると、ウクライナから避難してきた女性は今月初めに2人の男から性的暴行を受けたという。

デュッセルドルフ検察庁のマッセンベルク氏は16日、両容疑者は拘留中であると述べたが、被害者の情報を明らかにしなかった。

ドイツ通信社などは、「被害者は18歳のウクライナ人女性」と報じている。

ドイツ内務省のローレンツ報道官は記者団に対し、「当局は避難を余儀なくされた人々を確実に保護する取り組みを進めている」と述べた。

ドイツ政府は16日時点で16万人以上のウクライナ難民を受け入れており、その多くは女性、子供、高齢者である。

国際移住機関(IOM)は16日、ロシア・ウクライナ戦争から逃れてきた人々が人身売買や虐待にさらされる可能性に懸念を表明した。「性的暴行に遭ったという報告をすでに受けており、移送や食事の提供と引き換えに女性が搾取される可能性が指摘されています...」

IOMは、「難民を移送したり避難所を提供する者は、地元の保護団体と連携し、連絡先、移動ルート、避難所の住所などの情報を共有し、適切な監視の下で保護を提供すべき」と助言している。

ベルリン警察は市内の駅に、女性や子供に対する不審な申し出に注意するよう呼びかける張り紙を掲示している。

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