◎男性議員が手榴弾3個のピンを抜き、自身を含む26人が負傷、うち6人が重体。
ウクライナ最西部ザカルパッチャ州の村議会で議員が手榴弾を爆発させ、少なくとも26人が重軽傷を負った。地元当局が15日、明らかにした。
それによると、事件は同州郊外の集落で発生。男性議員が手榴弾3個のピンを抜き、自身を含む26人が負傷、うち6人が重体だという。
ソーシャルメディアで共有された動画にはこの議員が議場に入るところが映っていた。
国営テレビによると、この議員はゼレンスキー(Volodymyr Zelenskyy)大統領の政党「国民の奉仕者」に所属する議員とみられる。
議員はポケットから手榴弾3個を取り出し、ピンを抜いて目の前の床に投げ捨てたとされる。
ザカルパッチャ州の警察当局は声明で、「少なくとも26人が負傷し、うち6人が重体である」と発表。手榴弾を投げた議員も重傷を負い、病院に搬送された。
この議員の身元は明らかにされていない。ロシアによるウクライナ侵攻が関係しているかどうかは不明である。