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▽双方は外国の傭兵が戦争に参加していることを認めている。組織的に部隊を戦地に送っているのは北朝鮮のみとみられる。
2023年2月18日/ウクライナ、東部ドネツク州の前線付近(Libkos)

ウクライナ政府は9日、ロシア軍に加わり戦っている中国人の数が150人以上にのぼると明らかにした。

ゼレンスキー(Volodymyr Zelenskyy)大統領は前日、同国東部でロシア軍に加わり戦っていた中国人兵士2人を拘束したと発表。詳細は明らかにしていないが、義勇兵とみられる。

ゼレンスキー氏は9日の声明で、「ロシアがソーシャルメディアを通じてリクルートしたとされる150人以上の中国人傭兵に関する情報を収集した」と発表した。

中国外務省はウクライナ東部で中国人兵士2人が拘束されたことについて、「政府は国民に対し、紛争地帯に近づかないよう、いかなる形態の武力紛争にも関与しないよう、いかなる軍事作戦にも参加しないように求めている」と強調。組織的にウクライナに兵士を送っているという疑惑を否定した。

双方は外国の傭兵が戦争に参加していることを認めている。組織的に部隊を戦地に送っているのは北朝鮮のみとみられる。

ゼレンスキー氏は声明の中で、「2人の中国人捕虜をロシアで捕虜となっているウクライナ兵と交換する用意がある」と表明した。

またゼレンスキー氏は詳細を明らかにせず、「中国当局はロシアが中国人の傭兵を募集していることを知っていた」と述べた。

さらに、「我々はロシア軍のために戦っている155人の中国人の氏名とパスポートのデータを入手し、もっと多くの中国人がロシア側についていると信じている 」とした。

ゼレンスキー氏は中国人の傭兵とされる人々の氏名、パスポート番号、その他個人情報、訓練のためにロシアに到着した時期、兵役のために出発した時期などが記載された書類をジャーナリストに公開した。

中国は22年2月に戦争が始まって以来、ロシアを外交と経済面でサポートしてきた。石油や天然ガスを大量に購入するだけでなく、武器に転用可能な電子機器などを大量に輸出している。

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