◎ジャスト・ストップ・オイルはスポーツイベントを妨害したり、有名な芸術作品にペンキや食べ物をかけたり、地球温暖化への注意を喚起するために交通を妨害したりすることで知られている。
イギリス・ロンドンの美術館「ナショナル・ギャラリー」に展示されている巨匠ビンセント・ファン・ゴッホ(Vincent van Gogh)の2枚の絵画にトマトスープをぶちまけたとして、環境活動家が逮捕された。現地メディアが27日に報じた。
それによると、絵は強化ガラスで保護されているため、無事だという。
警察はトマトスープをぶっかけたとして、環境活動団体「ジャスト・ストップ・オイル」の活動家3人を器物破損の疑いで逮捕した。
同団体は2人の女性が絵画にトマトをかける様子を撮影した動画をSNSに投稿した。
それによると、この行動は同団体の2人の活動家が27日の裁判で有罪判決を言い渡されたことへの抗議であったようだ。
この2人は2年前、ゴッホの絵画ひまわりに液体をかけたとして逮捕・起訴。1人には懲役2年、もう1人には懲役1年8カ月が言い渡された。
2人の女性はトマトスープを作品にかけた後、作品の前にひざまずき、その下の壁に手を接着した
ジャスト・ストップ・オイルはスポーツイベントを妨害したり、有名な芸術作品にペンキや食べ物をかけたり、地球温暖化への注意を喚起するために交通を妨害したりすることで知られている。
同団体は政府に対し、石油とガス関連の新規プロジェクトを中止するよう求めている。