◎反逆罪法は国家元首への脅迫、攻撃、国家元首の前で銃器を持つことなどを禁じており、1842年に施行された。
バッキンガム宮殿、エリザベス女王(Chris Jackson/AFP通信/Getty Images)

イギリスの裁判所は2日、昨年12月25日にウィンザー城敷地内にクロスボウを持ち込もうとした男を反逆罪などで起訴した。

報道によると、20歳のチャイル(Jaswant Singh Chail)被告は殺人未遂、脅迫、違法武器を所持した罪でも起訴され、8月17日にウェストミンスター治安判事裁判所に出廷する予定。

ロンドン警視庁のテロ対策部隊は昨年のクリスマス当日、クロスボウを隠し持っていた被告をウィンザー城敷地入り口で確保した。

警視庁によると、被告は敷地内に入ったところで止められたため、どの建物にも入っていないという。

反逆罪法は国家元首への脅迫、攻撃、国家元首の前で銃器を持つことなどを禁じており、1842年に施行された。

エリザベス女王はノーフォーク州のサンドリンガム離宮でクリスマスを過ごすことが多いが、昨年はウィンザー城にとどまっていた。

報道によると、ウィンザー城内には当時、チャールズ(Prince Charles)皇太子とカミラ(Duchess of Cornwall)夫人、ウェセックス伯爵夫妻もいたという。

1981年のロンドンパレードでエリザベス女王の車列に向かって空砲を撃った男は反逆罪で禁固5年を言い渡された。

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