イギリス警察、パレスチナ・アクションの支持者460人超逮捕

パレスチナ・アクションは23年10月にガザ紛争が始まって以来、イギリスでイスラエルと関連する防衛企業や他の企業を標的としてきた団体の一つである。
2025年8月9日/イギリス、ロンドン中心部、親パレスチナデモの参加者と警察官(ロイター通信)

イギリス・ロンドン中心部で9日、反イスラエル活動を展開する団体「パレスチナ・アクション」を支持する集会が開催され、460人以上が逮捕された。現地メディアが10日に報じた。

連邦議会は先月初め、同団体のメンバーが空軍基地に侵入し、飛行機を損傷させたことを受け、活動を禁じる法律を可決・公布した。

同団体の支持者は過去1ヶ月間、イギリス各地でデモを行い、この禁止令が表現の自由を侵害している主張してきた。

議会議事堂前の広場には500人を超える支持者が集まり、多くの人が「ジェノサイドに反対。パレスチナ・アクションを支援」と書かれたプラカードを掲げ、警察を挑発した。

ロンドン警視庁はこのデモに参加したとして、466人以上を逮捕したと報告している。

ロイター通信は警察筋の話しとして、「全員が起訴されるかどうかは分からない」と伝えている。

デモ参加者はパレスチナ自治区の国旗を振りながら「ガザから手を引け」と叫び、通行人にデモに参加するよう促した。

イスラエルはガザ地区への軍事侵攻に関して、国際司法裁判所(ICJ)と複数の人権団体からジェノサイド(集団殺害)で非難されている。

イスラエルはジェノサイドを否定。ICJをイスラム組織ハマスの「応援団」と呼んでいる。

パレスチナ・アクションは23年10月にガザ紛争が始まって以来、イギリスでイスラエルと関連する防衛企業や他の企業を標的としてきた団体の一つである。

スターマー政権は9月にパレスチナ国家を承認すると表明。イスラエルを怒らせているが、多くのパレスチナ支持者はガザ紛争を終わらせるために政府が十分なことをしていないと批判している。

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