◎ボートは17日遅くに沈没。パトロール中の巡視艇が発見し、65人を救助した。
フランスからイギリスに向かっていた移民船が沈没し、乳児が死亡、65人が救助された。フランス沿岸警備隊が18日、明らかにした。
それによると、ボートは17日遅くに沈没。パトロール中の巡視艇が発見し、65人を救助したという。
捜索を続けていたところ、隊員が意識不明の乳児を発見。まもなく死亡が確認された。
救助された移民たちは北部パ・ド・カレー県の港に移送され、医療支援を受けた後、警察に引き渡された。
ドーバー海峡は世界で最も混雑する水路のひとつであり、毎日600隻以上の商船が航行している。
イギリス内務省の統計によると、2018年以降、フランスから海峡を渡ってイギリスにたどり着いた移民・難民は約14万人。昨年海峡を横断した移民は約3万人で、22年の4万5000人超から大幅減となった。21年は約2万8000人、20年は約8500人となっている。
今月初めにはイギリスを目指していた2つの移民船で4人の死亡が確認された。
先月初めには移民船が転覆し、12人が死亡。その2週間後にも同様の事故が発生し、8人が死亡している。