◎国境警備員はため息を吐き、うなだれ、疲れ果てていた。
イギリスのメディアは24日、フランスで夏休みを過ごしたい英国人が大渋滞にはまったと報じた。
BBCニュースによると、ドーバー海峡をカーフェリーで横断するドーバー港と、海峡の下を通るユーロトンネルにつながる道路では22日から大渋滞が続いているという。
ユーロトンネルの待ち時間は多少緩和されたと伝えられているが、それでも入り口に到達するまでに数時間かかる。
報道によると、夏休みをフランスで過ごしたい数万人と貨物トラックが国境に殺到した結果、大渋滞が発生したという。
ドーバー港の渋滞もいくらか緩和されたと伝えられている。
イギリスは2020年にEUを離脱したため、EU圏内に入る際の国境チェックが強化された。報道によると、国境警備員はため息を吐き、うなだれ、疲れ果てていたという。
イギリスの政治家はフランスの国境警備要員が不足していると非難したが、仏政府はこの主張を速やかに却下した。
英港湾局によると、ドーバー港は週末から24日朝の時点で約7万2000人の手続きを処理したという。
ドーバー港の責任者はBBCニュースの取材に対し、「信じられないほど困難な週末だった」と述べ、乗客の忍耐に感謝した。
次期首相候補のひとりであるトラス(Liz Truss)外相は24日、「フランスのコロナ(Catherine Colonna)外相とこの問題について協議した」とツイッターに投稿した。