◎ライシ大統領の死を祝うイベントは西部ウェンブリーの中心部で24日午後に開かれ、数百人が参加した。
イランの故ライシ大統領(AP通信/Ebrahim Noroozi)

イギリス・ロンドン西部でイラン大統領の死を祝うイベントが開催され、会場外で親イラン派との乱闘に発展。4人が負傷し、1人が逮捕された。ロンドン警視庁が25日、明らかにした。

それによると、ライシ(Ebrahim Raisi)大統領の死を祝うイベントは西部ウェンブリーの中心部で24日午後に開かれ、数百人が参加したという。

会場の外には親イラン派が集まり、イベントに抗議。一部の暴徒が会場に乱入し、殴り合いになった。

警察によると、1人が暴行罪で逮捕され、4人が現場で手当てを受けたという。

警察は声明で、「ソーシャルメディアの映像やその他の証拠を集め、暴力に関与した者が他にいないかどうか調べている」と述べた。

ライシ氏とアブドラヒアン(Hossein Amir-Abdollahian)外相らは19日、アゼルバイジャンと国境を接する東アゼルバイジャン州のダム建設現場を視察。その帰りに事故に遭遇した。

救助隊は事故発生から10数時間後、現場でライシ氏ら8人全員の死亡を確認した。

ロンドンで生活する一部のイラン人はライシ氏の死を歓迎。その多くが反体制派であり、当局の弾圧により国を追われた人々である。

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