◎この新たな観光名所は最近誕生した。
2024年11月1日/イタリア、首都ローマ、メンテナンスのため水を抜いたトレビの泉(AP通信)

イタリア・ローマの観光名所「トレビの泉」で改修工事が進められており、願いが叶う泉の水が抜かれ、多くの観光客が願いが叶うと噂されている「トレビのプール」にコインを投げ入れている。

この新たな観光名所は最近誕生した。

この改修工事は先月初めに着工し、12月末に竣工する予定だ。噴水周りの階段も封鎖されている。

当局は水を抜いた後も多くの観光客が願いを込めてコインを放り投げるため、その手前にプールを設置した。

ベニヤ板で仕上げられた飾り気のない長方形の箱はさまざまな反応を引き起こしている。

ローマの休日(原題:Roman Holiday)の大ファンだというオランダ人観光客は地元テレビ局の取材に対し、「ここに来たことに意味がある」と語った。

しかし、別の観光客はプールにショックを受け、「願いが叶うとは到底思えない」と嘆いた。

市の言い伝えによると、噴水にコインを投げ入れると、ローマへの再訪が約束されるという。この伝統は年間推定150万ユーロ(約2億5000万円)の小銭収入を生み出し、過去15年間、カトリックの慈善団体に寄付されてきた。

市当局は現在、オーバーツーリズム対策として、噴水周辺への立ち入りを制限する計画を練っている。

その案によると、観光客はオンラインで予約し、2ユーロの入場料を支払う必要がある。観光客は30分間、噴水を自由に見学し、コインを好きなだけ投げ込むことができる。

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